2010年7月31日土曜日

ダマスでのラマダーンを振り返る1

ビスミッラー。
一つ目の動画は、美声の持ち主でもある若きイマーム(ラマダーン中にしか現われない)が先導するタラーウィーフの礼拝@アブンヌールモスクです。私は生理だったか、ウドゥー失効してたかで動画だけ撮ってました。イマームの声、ナイスです…もう一人、もう少しオヤジですが、お気に入りのイマームがこのアブンヌールモスクにいます。名前はSh.イブラーヒーム。少し太っていて、のっしのっしと歩かれる。近所だったので、登下校時などよくお姿を拝見しました。ラマダーンのファジュル前後はTVでクルアーン読誦@ウマイヤドモスクの様子が生中継されるのですが、イブラーヒーム先生もたまにお読みになってて、ファンの私はとってもうれしかったのをよく覚えてます。何がいいかというと、ハスキーボイスなところでしょうか。分かんないかな。笑。


当時のアブンヌールモスクの男性部分はちょうど修繕中で、絨毯がきれいに敷かれていなかったですね。女性部分は2、3階とあり、動画と同じように、窓から男性たちの様子が見れますが、敬虔な女性はそんなことしませんし(動画を思い出や資料作りのために撮る私のような外国人は別w)、男性も上を向いて女性の様子をうかがうことはありません。アルハムドゥリッラー。たまに女性部分がおしゃべりと子供の声でうるさくなるので、イマームが「婦人の姉妹たち、お静かに」とアナウンスすることもありましたね。去年の日本のモスクでのタラーウィーフは子供たちと女性の声で集中できず結局家に逃げた私でしたが、シリアにいるときは辛くてもなるべくモスクで礼拝していたものです。確かにあそこでもそれなりの賑やかさがって、やっぱり集中の邪魔をしていましたが、イマームの声も美しいし、神聖な期間を祝福された土地で過ごせているという満足感から、非常な幸福感に包まれるのでした。またダマスカスでラマダーンを過ごしたいなぁ。


そのタラーウィーフの祈りの後ろの方で祈る、ご高齢のシャイフ2名。奥の方はSh.ラマダーンという、アブンヌール創設者Sh.アミーンのご子息Sh.アフマドの直弟子。モスクの傍にお住まいで、エレベーターも作れるという器用さの持ち主でもあります。ちなみに瞳の色はブルーです。私もたまに講義を聴かせていただいてました。ご自宅にも何度かお邪魔したことがあります。




地面を見てください。とりあえずそこらへんにあった絨毯やビニールで出来た茣蓙が敷いてあります。私が帰国した後にダークグリーンのきれいな絨毯が敷かれたみたいです。壁も同系色のモザイク。また続けます、インシャーアッラー。