2010年8月1日日曜日

ダマスでのラマダーンを振り返る2

ビスミッラー。
今回は、女子寮のイフタールやラマダーン期の生活について…
この頃は思い出の中に閉じこもってばかりです。


Sh.アフマドの生家でもあった古い邸宅が、私たちの寮(だった)。2階建て、1階は台所、浴室、大部屋がいくつか。2階も大部屋がいくつか。本当にレトロな家で、今思い出すだけで萌える。タイル、天井の高さ、電気のスイッチの形、コンセントの位置、窓の枠など…Gが結構いたことと人多すぎて勉強しにくかったことだけがマイナスの思い出かな。ちなみに今は学院本館内に寮は移ったのこと。少々さびしい気がします。あぁ、部屋の細部をもっと撮っておけばよかった。

で、↑はその寮の2階から1階を臨む階段から撮ったもの。この古い家のスタイルの特徴は、モロッコのメディナ内の家にあるように、お空が見えるところ。1階は中庭って感じで、木とか植えられてます。
その中庭にテーブルを出して、皆で食事。ラマダーンになって、イフタールのプレゼントが届くと、こうやって皆で集まって食べます。この日は確か、食事提供者も一緒になって食べたかなあ。まず緑系サラダが並んでいます。


サラダには、レタス、トマト、玉ねぎ、きゅうりが入っていて、調味はもっぱら塩、こしょう、レモン汁、オリーブオイル。シンプルだけど、とても美味。でもみんなはなぜか肉や炭水化物に手が伸びがち。


この度に提供された食事は、先ほどのサラダとこのピザ!ピザに似た伝統料理はシリアにはたくさんあるけど、ピザも大人気。やっぱりあのこってりチーズにみんな惚れてるんだと思う。これは淵にもチーズが入ってたかな?見てるだけでよだれが…あかんあかん。とにかく無くなっていくスピードが半端じゃない逸品です。さっき言った伝統の方は、肉ミンチや調味したタイムとオリーブオイル、トマトソースといった具を載せて焼いたパン。一個20~30円程度で購入出来、また美味なので私はよく買って食べてました。それ専門のお店がきちんとあって、パンに載せたい具を持参すれば、パン生地は店持ちで作ってくれます。よくシリアの方がそうしていて、一気に何十個と注文してますw。書いてて食べたくなっちゃった。私は出来あいのを買う他に、パン生地を売ってもらって、家でピザ焼いてたかな。家にオーブンがなかったころに、グラタン焼いてもらったこともあったけど、25リラは取りすぎだろって今も思ってるw




パイ生地の中にクリームを詰めてシロップとピスタチオパウダーを振りかけたお菓子。バクラワの材料に似てるかも。満腹でもこれはきちんと口に運ばれて行きますねwラマダーン中はこのようなお菓子がよく出回ってるようです。見てるだけでこれもよだれを発生させますね…


このように、果物が贈られてる来ることも。↑は桜桃♥
後は、バナナ、オレンジ、ブドウなど…
ラマダーン中、斎戒する人たちに断食明けの食事を提供することは、とっても多大な報奨を期待できる善行ということで、恵まれる側になる寮生には毎日のように食事が部外者からも提供されます。お呼ばれは週1回と制限されているため、寮生は寮内で食べることがほとんど。寮の外に住む人たちは学生であっても同報奨をえるためにラマダーン中は人をたくさん招待します。これがとっても楽しい。外国人ならその子の国オリジナル料理(もちろんラマダーンバージョン)を食べられる。私も招待すれば、日本やモロッコにちなんだ料理を出してます。私も、あなたも幸せ。みんな、大好き。ウヒッブクム・フィッラー。同胞愛を感じさせてくれたアッラーに深謝。アルハムドゥリッラー。

また思い出したら追加していきます。インシャーアッラー。