2010年8月21日土曜日

11日目:お腹が別の意味でいっぱい















ビスミッラー。
ラマダーン、10日目通り越しちゃった。はや~い涙
今年はそわそわ、そして集中力欠乏で心から自分の行為に満足できてない。うー、これ、本当。
残りのラマダーンで努力しなければ。まずは腹の調子を整えないと。

朝、「郵便受けに入らない郵便物」が玄関に届いた。
近県在住のシスターからのプレゼントだった♥ジャザーハッラーフハイラー。
アフリカN国の女性が使っているという涼しいヒジャーブと香油と超ワイルドな団扇が3枚もの手書きのお手紙と一緒に入っていた。ペンを取って、考えながら字をしたためてくれている様子が思い浮かばれる手紙、好きです。とくに、メールが手紙に代わった通信手段と化したときから。小中高生のときはよく文通してたんよねー。高校生の時は韓国人の子とやってたっけ。懐かしい。
ということでシスターには手紙で返信しようかな。

本日はパキスタン人留学生夫妻(+こども2名)をあらかじめイフタールに招待していたので、昨日から飯作りに取り掛かっていた。またキャベツのマハシーを私は作っておいた。ちょっとトマトペーストを入れ過ぎてしまったのお。

それにしても日中、暑かった…

依頼されてやってる以下の件。フィドヤ受給者を探し求めた(知ってる人にメールで聞いただけだが)ところ、直接知っているうえ、直に「必要」と訴えてきた方が2名。3名目は前にも送ったことがある方で、電話して状況を確認してみた。アルハムドゥリッラー。早速この方たたちに米を送付。あと1家族いる予定で、現在電話番号を確認してもらってるところ。探せばもっともっとムスリムの困窮者は出てくるだろう。ただみんな言わないだけのよう。クルアーンのかのアーヤが思い出される:「かれらは控え目であるから,知らない者は金持であると考える。あなたがたはその様子から察しなければならない。かれらはしつこく人びとに請わないのである。」(2/273)私は知らず、充足者と思い込んでた。かなり反省。

まあこんな感じで飯の準備をしつつ来訪客を待った。
友人一家はうちの近所の水で遊べる施設に子を遊ばせに連れて行ってからこちらに向かったとのこと。あとで動画や写真をみせてくれたが、全部私から見るとごく普通の光景なのに、彼女はとっても嬉しそうに説明やらしくれる。すごく自分の子がかわいいんだろうね。当たり前かもしれないけど。こうやってアッラーは人間に慈悲の心を植え付けてるわけだけど、傍から見ててその偉大さは計り知れない。友人の持つ子に対する慈愛、その深さ、美しさ。アッラーは母が子に向けて持つ愛よりもさらにしもべに対して慈愛深いと言われるが、私ってその愛、感じてるだろうか。最近はイバーダに勤しもうと試すに従って、自分がどんどん隔てられていく感覚があり、焦燥感さえ感じてる。これはかなり大きな罰だ。イスティグファールと意志の純化を徹底的に行わないといけないのだろう。ふー…

さて現世的な話題に戻ろう。
イフタール15分前位に到着した友人たち。まずはハリラ、デーツ、スッロー、バナナケーキ、飲み物で斎戒を解いてもらった。ハリーラは食わず嫌いの男の子にも好評で数口食べてくれた。一旦礼拝してから、メインの食事に入った。写真は載せないが、メニューは、ツナと野菜で炊き込んだピラフ、キャベツマハシー、ラタトゥーユグラタン、唐揚げ、ニンニクヨーグルトソース。パキスタンでもヨーグルトが食卓に上がるのを知っていたし、自分好きだし、ピラフに合うってことで、おろしニンニクと塩コショウ、ドライミントで調味したヨーグルトを準備したのは正解だった。お二人とも結構ご飯にかけて食べていたから。パキスタンではニンニクは入れないが、生のコリアンダーとミントのみじん切りをヨーグルトに入れるそう。それはそれでまいうそう。

今日は控えておこう、便秘だし。と思っていたのだけど結局お腹いっぱいに…
彼女の旦那様はタラーウィーフへ、彼女と子たちは彼が終わるまで私たちと留まることに。
子供たち、結構静かなので別に気にならなかった。二人とも、すごい可愛い。
友人、子たちがいたので、タラーウィーフは11時半過ぎに。
旦那様がウィトルに入るときに入電。友人と子たちを彼がいる礼拝プレイスへ送って行った。そこから電車に乗って帰るのだ。
長男に靴下(彼が咥えて遊んでたのでよだれがいっぱいついてた)をはかせ、そして靴もはかせた。友人は長女を抱いてたので。足、ちっちゃくて可愛かった。と思うと同時に、ベビーカーやおむつもろもろの子たち専用の軽くはない荷物を持ち運びながら電車に乗ったりと移動するのは相当大変だろうな、と想像した。でもこういったことも、「自分の子」であれば、かの植え付けられた慈愛の心ですべてが幸せに感じられるんだろうな、と思った。スブハーナッラー。

彼女たちは来月末くらいに完全に帰国する。インシャーアッラー。
前から帰国の際にはタワ頂戴ねっていってある。タワとは、チャパティ用のフライパンで、彼女のは年季が入ってるがすごい焼きやすそうな形をしてるわけ。嫁入り道具だったというので思い出の品じゃないの?ともらうわけにはいかないと思ったけど、くれるって。良かった。あと、麺棒も。また取りに行かないとね。

ハイ、終わり。

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