ビスミッラー。
毎日暑いです…この暑さでの斎戒、かなり厳しくなりそうな予感…でもでも。辛ければ辛いほど、アッラーの御満足といただける報奨はアップするんです。インシャーアッラー。
さて今回もダマスでのラマダーンの思い出。
とくにウンムNに関連した話題を。
今回の写真はすべてウンムN宅で撮らせていただいたもので、ラマダーン中のイフタールのようす。
ウンムNは名前からしてシリアの方で、先輩に紹介してもらった私のクルアーン読誦学習の恩師です。彼女との読誦学習は4,5年続き、アルハムドゥリッラー2007年5月には先生のおかげもあって、念願の読誦免状を取得するに至りました。アッラーが彼女にふんだんに報いてくださいますように。私のような生徒を無数に持つ彼女は母でもあり、妻でもありで、ムスリマの鏡って感じの貫録と素晴らしさを備えつつ、可愛らしさもお持ちの私の大切な恩師の一人です。まあとりあえず料理の話にしておきましょうか。
ウンムNの料理はとにかく、美味。シリア料理特有(だと私は思う)の「羊脂くささ」が全くないのは、彼女がサラダオイルやオリーブオイルしか使わないから。なぜかというと、もちろん健康志向だからでしょう。一般のシリア人はあのにおいに萌えるのが普通ですが、脂入りの料理をたらふく食べていると、とんでもないことになるのは街の人たちの体型を見ればすぐに分かります。ということであのにおいが苦手な私にとってはとても嬉しいウンムLの料理。食べていて本当に嬉しい。
えー、あの日のメニューはというと。鳥のカプサ(炊き込みご飯)、クッベ・ラバニーエ(クッベのヨーグルト煮込み)、クッベ・マカリーエ(揚げクッベ)とポテトフライ、ファターイル・ビジュブナ(卵と白チーズのパン)、クリームスープ(インスタントでしたw)くだもの、バクラワです(覚えてないので写真に載ってるものだけ)。もちろん、全部美味しかった。とくに先生のクッベは最高。レストランや他の家でいただくと、あのにおいがするけど先生のは全然。ラマダーンでないときでもたまに差し入れしてくれたメニューの一つ。ありがたや…
これが卵と白チーズのパン。前投稿で紹介した例のポピュラーなご当地料理の一つです。このバージョンの具は、卵、パセリ、白チーズをグネグネと手で混ぜ合わせたもの。これをパン屋に持参すればパンになって帰ってきます。過去のホームステイの経験から、こういった類のパンは作り置きされ、数日かけて消費されていきます。私がいると無くなっていくスピードはもっとすごいかなw とにかく↑、美味です。最高。
バクラワ、まいうです。食事を経っていて私が食べたくなるものNO1は甘いもの。↑は程良く甘く、気分悪くなるほど脂っぽくもない。もちろん既製品だが、選ぶ先生のお目は高い。そう、安物だとまずいんです。あ、バクラワじゃないかも?これはクリーム入りだったような気がするので…ピスタチオ入ってないなあ。すみません。でも材料は近いですよね。
シメはハーブティー。日本人の私たち向けにもちろん無糖で準備してくださいました。本来なら、かなりの確率で加糖された飲み物が出てきます。無糖を好む人が多い日本人を見て驚くシリア人ですが、ウンムNはもう慣れている様子。コップもお盆もやかんもハイセンスと思うのは私だけかな。とくに、コップがカワイイ。日本にはないデザインです。