今回は、自己中な息子と、持ち得るものすべてを息子のために犠牲にする準備が出来ているお父さんとの関係を描いたお話です。
投稿の終わりにアムジャド先生の紹介を付けておきます。
本当なら、まず最初に彼がどんな人で何の目的でyoutubeにこのような動画シリーズを掲載するに至ったかを説明する必要がありました…失礼いたしました。
では、動画の解説をどうぞ。
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居間でお父さんと息子が会話をしています。
父:おい。おまえ、明日休みだったな。
息子:あっ...う~ん。そうだよ。
父:明日の朝、店の手伝いをしてもらいたいんだ。ダンボールの片付けがあってね。
息子:絶対無理!休みの日は寝ようと思ってるのにー。
父:ダンボールが重くてな・・・一緒に倉庫へ運んでもらいたいんだよ。わし一人では出来ない。
息子:ほかの人に頼んでくれよ。俺は朝起きれないな。
父:背中が痛くなるじゃないか。一緒に手伝ってくれるだけでいいんだ。
それに寝たいんだったら、朝10時に行こう。少しは寝れるだろう?
息子:ラーイラーハイッラッラー!(呆れた意味を含む)
まだ言ってるよ。俺のことは忘れて。ダンボールを詰めて、運んでとか言って俺の生活を止めちゃうわけ?
父:なんだこの無礼な態度は!一人じゃ出来ないからただ手伝ってくれと頼んだだけじゃないか。
息子:小さい子を叱るように俺に怒鳴りつけるわけ?
こんな生活にはもううんざりだ。死んだほうがマシ!
お父さんとの口論の後...
息子が居間で両親が何やら話しているのを耳にします。
母:洗濯機を売って、前みたいにお義兄さんからお金を借りたらいいじゃない。
父:どうだろう…今集めた金も、兄貴から借りたものだしな…
店の中にあるオフィスを売らないといけないかもな。
それで入るお金で支払いを済ませようと思う。
母:でもそのオフィスはあなたがお義父さんから継いだものでしょう?
お義父さんもそのお父様からお継ぎになった。
それにあなた、あの場所が好きなじゃい。
父:すべて大学の授業料のためなんだよ。
どんな手を使っても準備するつもりだ。
母:そんなことしなくても…勉強を一年延せばいいじゃないの。
仕事を手伝ってもらって、お金を稼げばいいと思うわ。
父:息子の勉強だけは譲れないな。
今まで、なんとか授業料を払ってきたんだ。
あの子には大学を卒業してもらいたい。
もう二度とこの話をするんじゃないよ。
部屋の外でやりとりを偶然聞いた息子はショックを受けます。
そしてすぐにお父さんのところへ走っていくのでした・・・
息子:おとうさーん!許してください...
お父さん、アッラーがお父さんを俺のそばにおいてくださりますように。
(手の甲に接吻…リスペクトの表示方法)
父:アッラーがおまえに満足してくださりますように。
アニメは以上で終わりで、次に先生の解説が続きます。
親愛なる兄弟。
たくさんの人、特に青年の多くが、
お父さんの内側が焦げただれているのに気づいていない。
夜は眠れずに、君の将来のことを心配して考えている。
大学の授業料のことを。
君が大学に持っていくお小遣いや、かばん、スポーツの服...
お父さんは君に与えることが出来ず、
またそんな姿を君に見せることもできず、
夜眠れずにいるんだ。
自分のお父さんがこういうタイプであることに気づいている若者ってどのくらいいるだろうか?
「しらないよ、そんなこと聞いてないよ」
と君は言うかもしれない。
そうだね。
でももしかすると、多くのお父さんが自分の気持ちを表現できないのかもしれない。
学識がないのかもしれないし、
今までにこんな経験をしたことがなくて、男として表現できないのかもしれない。
「どうして~~してくれないの、どうして~~するの」と言った口調でお父さんと話すことが
親不孝な行為であることを知っておくように。
お母さんに孝行することにぼくたちは気を配りがちでお父さんを忘れてしまっていないだろうか。
預言者さま(平安と祝福あれ)が次のようにかの教友に言われたことを忘れてはいけないよ。
「君のお母さんを、お母さんを、お母さんを。そしてお父さんを大切に」
アッラーを畏れよう。
もしかすると君たちは「父親」にならない限り、僕の言っていることが理解できないかもしれない。
夜ふかしをして、君の大学の授業料をどう払おうかと悩む意味をね。
今から気を付けるんだ。
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う~~~ん。考えさせられるお話ですね…(´;ω;`)
お父さんにもたくさんのありがとうを伝えなければならないですね…
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以下、アムジャド先生の紹介です♬
(ウィキペディアを参考にしました。残念ながら先生のオフィシャルサイトはウイルスに感染している模様なので開けないように。)
名前:アムジャド・クールシャ(أمجد القورشة)
シャリーア学部の博士。ヨルダン大学の教師。バーミンガム大学にて比較宗教などを専攻。
ヨルダン社会の特に若者層に大きな影響を与えた人物。
国内の腐敗を改善するために立ち上げたキャンペーンが有名で、中庸の考えを持つイスラーム宣教師ともとらえられている。
youtube上にもプログラムを持っている→ www.youtube.com/user/EhsebhaSah
サラーンアライコム
返信削除そういった若者はたくさんいます、自分が親にならないとわからないこともあります、ラッベナーイヒディーホン