青年たちが賭けごとをきっかけに悪魔の戸が開かれて惨事が起こるという出来事から学べるものを見つけてください。
A:うーん、眠くなってきたな。トランプでもするか?
B:おまえ、トランプのやり方分かるのか?
A:へっへー。何言ってんの。当たり前じゃないか。やるか?
…てな感じでみんなでトランプ遊びをすることに。
遊びが始まると、右端のAの脳裏に悪魔が現われて囁きました・・・
ぐふふ・・つまらんだろう。賭けごとを混ぜたゲームにすれば楽しくなるぞ!
これに同意したAは言いました:
あ~あ、つまんねぇ。だろ?
ほら、10リラあるからさ、これを賭けようぜ。
じゃあ俺も10リラあるからだすよ。
と全員それぞれが10リラを差し出して、ゲーム続行。
そこでまだAに悪魔が囁き始めました・・・
悪魔:となりのやつのカードを取って、ずるしちゃえ…ぼーっとしてるからバレやしない。
そこでまだAに悪魔が囁き始めました・・・
悪魔:となりのやつのカードを取って、ずるしちゃえ…ぼーっとしてるからバレやしない。
Aはその通りに。右手ですばやく隣の人のカードを盗んでしまいます。
でもバレていました。向かいのBに…
B:おい!なに抜き取ってんだ。ずるするな!
Bの主張に間違いはありません(賭けごともいけませんが)。
Aは逆切れして、言葉づかいが荒くなります。
A:なんだと?俺がずるしただと?おかしなことを言うな!黙れ!
B:どうしておまえに黙れと言わないといけないんだ!
Bは激怒して、カードを放り投げてしまいます。
Aも一緒に激怒しています。
Aも一緒に激怒しています。
そしてまた悪魔が・・・
あらあらあら・・こんなやつに文句言われっぱなしでおまえは良いのか?黙ってられるのか?
A:俺を侮辱するのか?!俺をバカにするのかー?!
と言って、ビール瓶(に見えます。お酒も飲んでたんですか。)を机に叩きつけて凶器に変えてしまいました。
そして怒りにまかせて、Bをその瓶で傷つけてしまいました。
このやろぉぉぉぉぉーーーーーーーー!
かなりの一撃だったようで、Bは出血した状態で倒れてしまい、お話終了。
これで悪魔の望みが達成されました。
これで悪魔の望みが達成されました。
Aの目がコワイことに皆さん気付かれましたか。
いかにも悪魔に体を乗っ取られてしまったような目つきです。
そしてアムジャド先生の解説が続きます:
親愛なる兄弟姉妹のみんな。
ぼくたちを嫌悪している、確実な敵が潜んでいることに注意していますか?
アッラーがその尊い書の中で仰せになっている:
「かれは申し上げた。「それでは,あなたの御威光にかけて誓います。わたしはかれら(人間)凡ての者を誘惑します。」(38/82)
つまり悪魔は出来る限りの力を使って、自分と共に地獄に落ちる人間を誘惑するまでは満足できないということです。
ぼくたちは、アッラーの言葉は真実であると信じている。
そこでアッラーはここでぼくたちに隠されてことを示し給うたのだ。
嫌悪すべき敵の存在、可能限りの数の人間を誘惑するまでは満足することはないということを。
では君の立場は?
ぼくの立場は?
事を放置して、彼と一緒に行ってしまう?
英知ある人、理性ある人とは、
この警告を真剣に受け止めて、
悪魔に連れて行かれてしまうような機会を放置しないように注意する人のことを言うんだ。
さあ、正しいと思って、気をつけような。
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まあ、悪魔の誘惑には気を付けなければならない、というごく普通の内容でしたね。
でも実はそれが基本的に大切なことでもあるんですよね~。
皆さん、悪事が全て悪魔に関連付けられることに安心感を覚えませんか?
イスラームに原罪という考えはありません。
人間は元来、善良で無垢の状態で創造され、この世に送り出されます。
ただ、弱く創られてもいるので、
成人したときから、悪事をさせようと努める悪魔とその仲間たちの誘惑に左右されながら
生きて行くことが課されます。
囁きに耳を傾け、それを実行したときだけ悪行をしたことになるわけで、
それを避ける限り、人間は罪を犯さずに済むわけです。
悪魔と距離を置いていれば、悪事に手を染める危険はないということです。
もう一点。
人間は以上に記した属性を付加されて創造され、天使は悪行出来ないという属性を持って創造されています。大きな差がありますね。
人間が罪を犯してしまうと、天使が上位に立ちますが、
なんと人間が悪魔の囁きに耐え、アッラーの御喜びを優先すれば、天使に勝ることが出来るわけです。
なぜなら天使には悪魔のささやきとの葛藤がないからです。
アッラーのお優しさに感謝するとともに、
悪魔から私たちを守ってくださるよう祈ります。
悪魔から私たちを守ってくださるよう祈ります。
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