2011年9月30日金曜日

世界中で1番素晴らしい女性

今回も転載です!
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イスラーム学びチームからお送りします。

今週のトピック 世界中で1番素晴らしい女性のお話です。

アッサイイダト ファーティマ ビント ムハンマド(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)様(彼女の上にアッラーのご満悦あれ)

預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の一部、―番お好きな方、一番似ていたお方(お顔、言葉、歩き方、座り方など)です。

あだ名は、彼女の父の母(ダウワをする父の世話をし、支えていました。)、アッザハラーゥ(輝くばかりに白い)これは、信仰による顔の輝き、月の輝き、肌が白いという意味が含まれていました。彼女は、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の結婚10年目にお生まれになられ4歳の時、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の預言者として選ばれる前触れが始まり(イルハーサート)これらの事(ヒラー洞窟に籠る、道端の石や木が挨拶をする等)を身近に見、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)が啓示を受けてからは、クルアーンと一緒に育ちました。

8歳の頃には、ダウワが公然化され、生活が一変し、姉2人の離婚、クライシュ族のボイコット、その後の母の死等苦労と忍耐とジハードの連続でした。
バトルの戦いから数カ月後、アリー様(彼の上にアッラーのご満悦あれ)と結婚しました。お2人の結婚に際し預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)はアッラーに、この2人に祝福を与え、かれらの子孫に祝福を与えて下さるようドアーをされました。
預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)にそっくりでいつも一緒にいたハサン様(彼の上にアッラーのご満悦あれ)、フセイン様(彼の上にアッラーのご満悦あれ)が誕生、預言者様の家系はこのお2人からきています。

ファーティマ様(彼女の上にアッラーのご満悦あれ)は、日頃からとても大変な家事をされました。
国家の長である預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の四女であるファーティマ様(彼女の上にアッラーのご満悦あれ)に家事一般をこなす召使がなぜいなかったのでしょうか?他の一般女性とは異なり、金(きん)で身を飾ることも禁じられ、現世のすべてのかざりから遠ざけられていたのはなぜでしょうか?

彼女は現世の上をいく崇高な見本でした。預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)は、ファーティマ様(彼女の上にアッラーのご満悦あれ)にそれを望まれました。ファーティマ様(彼女の上にアッラーのご満悦あれ)に禁じることにより後世の私達へのメッセージだったのではないでしょうか。
それは、きらびやかに飾ることを自慢してはいけない。世界中の1番素晴らしい女性は現世の欲や汚いものや飾りから遠ざかりすべての人の見本でなくてはいけない。もっと崇高なダウワを求める人のすることではない。特に貧しい人々に、現世を所有しなくても卑下してはいけないということを伝えたかったのでないでしょうか。

預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の死後半年後に彼女は病気になり亡くなりました。次のような説も伝わっています:晩年ご自分の死期を感じた彼女は、付き添いの方に水をかけるように言われました。ご自分でとても丁寧にグスルをされ、新しい服に着替えて、寝床を部屋の真ん中に移動させました。
キブラの方に顔を向けて、自分でグスルをしたので、だれにも私の肌を見せないようにと仰いました。 
ファーティマ様(彼女の上にアッラーのご満悦あれ)は、つつましい女性でアッラーと預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)の愛情以外のものから断たれたお方です。
ファーティマの語源は、子供の乳を断つ(離乳させる)という意味なので、すべての現世のものから断つという意味にも取れるかもしれません。
「あなたがたの家に静かにして、以前の無知時代のように、目立つ飾りをしてはならない。礼拝の務めを守り、定めの施しをなし、アッラーと使徒に従順であれ。家の者たちよ、アッラーはあなたがたから不浄を払い、あなたがたが清浄であることを望まれる。」部族連合章33節


アッラーが、これを通じて、日本のムスリマ達に、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)と彼の一族に対する愛情をくださいますように。アーミーン
また、日頃から私達ムスリマは、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)への祝福祈願をたくさんしましょう。
<ハディース>
最後の審判の日(ヤウマルキヤーマ)に、私と共にいるのに最も相応しい人は、私のために最も多く祝福祈願をした人です。

2011年9月1日木曜日

「傲慢と頑固について」

今回も転載でーす!
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イスラーム学びチームよりお送りする今週のトピックです。
「傲慢と頑固について」

傲慢(ごうまん):おごり高ぶって人を見下すこと。また、そのさま。
高慢(こうまん):自分の才能や容貌が、人よりもすぐれていると思いあがって、 人を見下すこと。
          また、そのさま。
頑固(がんこ):かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。また、そのさま。
                                          ・・・以上、国語辞書より

・傲慢な者は、害をもたらし、虚偽に固執します。なぜなら彼は人のアドバイスを聞かないからです。
・頑固な者は、自分中心で、間違いを認めず(間違いだとわかっていても認めず)、また後悔もしません。

・傲慢とは、妄想の上に成り立ちます。なぜなら、人間はみな過ちを犯し、他人にそれを指摘されて
 直す必要があるのに、それを認めないからです。

・傲慢は頑固へと導きます。
 《彼らは心の中でそれを認めながら、不義と高慢さから、これを否定した。》 (蟻章:14)

・傲慢の危険性は、それが強者から弱者へ、金持ちから貧者に悪影響を及ぼすことです。自らも迷い、
 また下の者をも迷わせるので、罪も二倍になります。

・アッラーは、傲慢な心には印を見せてくださりません。
 《また地上で正義を無視し、高慢である者については、われが啓示から背き去らせるであろう。それでも
  彼らはすべての印を見てもこれを信じない。また公正な道を見ても、それを自分の道としない。そして
  邪悪な道を見れば、それこそ真の道であるとしている。これは彼らは、わが印を拒否して、それを軽視
  しているためである。》 (高壁章:146)

(昨年7月8日、アキーダのテキストより)

日頃から心を柔らかくして、アッラーの印にもっと気づき、もっともっと感謝する僕になれますように。