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2012年1月13日金曜日

プライドを捨てないで


今回は7話目です。

息子を溺愛するお父さんと、そんなお父さんを信頼している息子のお話です。
内容は下を読んでいってもらえればわかると思います。
どうぞ。
(動画の音声部分の意訳には色を付けておきます。)


心地よさそうなソファの上で、お父さんと息子が仲良くお話中です。

息子:お父さぁん。お父さんの給料ってどのくらいなの?

父:はっはぁ。なんでそんなこと聞くんだい?

息子:だっていつも格好いいおもちゃを買ってきてくれるし、しかもすごくたかそうなんだもん。

父:坊や、気にしなくてもいいんだよ。お父さんは「肩の肉がどこから食べ始められるか知っている(アラブの諺。物知り、事の内容をよく知り得ているという意味)」からね。

息子:どういう意味?

父:えーっとつまりねぇ。お父さんは課長で、偉いってことだよ。だからたくさんお給料をもらえるんだよ。

息子:大人になったら、お父さんみたいに世界一の課長になるよ!

父:はは。そうだな、坊やw。


息子:お母さん。ぼく、すごくお腹がすいたよ。
    今日のご飯は何?

母:お前の大好物を作っておいたわよ。

息子:やったぁ。
   そうだ、だれが一番の成績を取ったと思う?
   ぼくだよ。ほら、成績表もあるよ。
   お母さぁん、お父さんのところに寄ろうよ。
   おどろかせたいなぁ。

母:いいわよ。行きましょうね。


お父さんの職場にて。
座っていると、上司が入ってきました。

父:なんとめでたい!部長がいらっしゃるとは。
  よくお越し下さいました。どうぞどうぞお入りください。

部長:誰でも勤めていれば疲れるものだな。
   アブーアハマド君、窮屈していないだろうね?

父:まったく。
  そちらこそ大変ではございませんか。
  お休みも必要でしょう。

部長:とにかく。今日は君に用があって来たのだよ。
   君にここは相応しくないと思ってね。
   フアード君と交代しないかね。
   それとも今のままでいいかね。

父:お望みのとおりになさってください。
  お決めになったことこそが正答だと思っておりますからね。
  倉庫に行けとおっしゃれば行きますし、いままのままでよいとおっしゃればそれもよいでしょう。
  会社の社長にしてくだってもお引き受けしますよ!
  それは私も私の祖先も夢に見たこともないほどの光栄であります。
  きっと祖父に起きれば、嬉しさのあまり心臓が止まってしまったでしょうね、ははは。

部長:はっはっはっは。
   アブーアハマド君、笑わせてくれるねぇ。
   牧場にいる犬を思い出したよ。
   ボールを投げるとね、どこでも追いかけていくんだよ。
   ある日ね、ボールがゴミ箱に落ちたんだよ。
   そしたらね、なんと顔を突っ込んで、いっしょうけんめいボールを探しているんだよ。
   
二人とも大爆笑w。はっはっはっは・・・


成績を持ってきた息子とお母さんが実は到着していました。

部長:それでねぇ、あとで犬を洗ってあげてねぇ、犬がねぇ、すごい甘えるんだよね。
   まあ私がそういう性格なもんでね。
   甘えてくるやつには優しくしてしまうんだよなぁ。
   ということで、アブーアハマド君、安心なさい。
   今の役職のままでいられるようにしておくから。

父:承知しておりますよw。


息子はお父さんたちの会話を聞いて、泣き出してしまいました。
相当ショックを受けたようです。
そんな様子を知ったお父さんらもギクリ…
自分たちのレベルの低さを知らないわけではないのでした。


息子はお父さんに見せてあげようと思っていた、喜んでもらおうと思っていた成績表を投げ捨てて走り去ってしまいました。

うえ~~~~~ん

お父さんは部長に犬のようになついていて・・・部長が飼っている犬と一緒じゃないか…

お父さんは自分の学歴や職歴といったもので、誇りを持って仕事に就いて、
今の事務所にいるのではなく

部長に示した媚びているから、今の状態(マルカズ・アーリー…仕事におけるいいポジション)にいるんだ。

いっぱいいいお給料もらっている理由がこれなの?!

そんなお父さんはぼくを可愛がっているけれど、きっと部長が犬を可愛がるのと一緒なんだ!

...こんな言葉がきっとこの子の頭の中を巡っていたのではないでしょうか・・・


アムジャド先生の解説が入ります。

親愛なる兄弟姉妹の皆さん。

この世には、自分の尊厳が虐げられてもなんとも思わない人たちが相当いるってことに
同意してくれることだろうと思う。

なんでそんなことしてしまうんだろう?

なんでかというと、得や利益を得るためなんだ。

~~に到達したい、~~を手に入れたい…といった欲望で
自分の行為を正当化するんだ。

現世での実現しないかもしれない利益獲得のために、自分の尊厳を傷つけてしまう。

踏みにじられるってことだ。

自分がそんな目にあうことに満足もしている。

これに勝る方法を君たちに教えてあげよう。

君たちに伝える前に、自分自身に訓戒したいと思う。

天と地の創造主に跪拝(サジダ)することだ。

そうすることで、君の地位は高められ、現世を来世を君の手に握らせてもらえるだろう。

さあ、どっちがいいかな?


2012年1月4日水曜日

”父親”の本当の意味(+アムジャド先生の紹介)


六話目です。
今回は、自己中な息子と、持ち得るものすべてを息子のために犠牲にする準備が出来ているお父さんとの関係を描いたお話です。

投稿の終わりにアムジャド先生の紹介を付けておきます。
本当なら、まず最初に彼がどんな人で何の目的でyoutubeにこのような動画シリーズを掲載するに至ったかを説明する必要がありました…失礼いたしました。

では、動画の解説をどうぞ。

~~~~~~~~~~~~~~~

居間でお父さんと息子が会話をしています。

父:おい。おまえ、明日休みだったな。

息子:あっ...う~ん。そうだよ。


父:明日の朝、店の手伝いをしてもらいたいんだ。ダンボールの片付けがあってね。

息子:絶対無理!休みの日は寝ようと思ってるのにー。

父:ダンボールが重くてな・・・一緒に倉庫へ運んでもらいたいんだよ。わし一人では出来ない。

息子:ほかの人に頼んでくれよ。俺は朝起きれないな。

父:背中が痛くなるじゃないか。一緒に手伝ってくれるだけでいいんだ。
  それに寝たいんだったら、朝10時に行こう。少しは寝れるだろう?

息子:ラーイラーハイッラッラー!(呆れた意味を含む)
   まだ言ってるよ。俺のことは忘れて。ダンボールを詰めて、運んでとか言って俺の生活を止めちゃうわけ?

父:なんだこの無礼な態度は!一人じゃ出来ないからただ手伝ってくれと頼んだだけじゃないか。

息子:小さい子を叱るように俺に怒鳴りつけるわけ?
    こんな生活にはもううんざりだ。死んだほうがマシ!


お父さんとの口論の後...
息子が居間で両親が何やら話しているのを耳にします。


母:洗濯機を売って、前みたいにお義兄さんからお金を借りたらいいじゃない。

父:どうだろう…今集めた金も、兄貴から借りたものだしな…
  店の中にあるオフィスを売らないといけないかもな。
  それで入るお金で支払いを済ませようと思う。

母:でもそのオフィスはあなたがお義父さんから継いだものでしょう?
  お義父さんもそのお父様からお継ぎになった。
  それにあなた、あの場所が好きなじゃい。

父:すべて大学の授業料のためなんだよ。
  どんな手を使っても準備するつもりだ。

母:そんなことしなくても…勉強を一年延せばいいじゃないの。
  仕事を手伝ってもらって、お金を稼げばいいと思うわ。

父:息子の勉強だけは譲れないな。
  今まで、なんとか授業料を払ってきたんだ。
  あの子には大学を卒業してもらいたい。
  もう二度とこの話をするんじゃないよ。


部屋の外でやりとりを偶然聞いた息子はショックを受けます。

そしてすぐにお父さんのところへ走っていくのでした・・・


息子:おとうさーん!許してください...
    お父さん、アッラーがお父さんを俺のそばにおいてくださりますように。
   (手の甲に接吻…リスペクトの表示方法)

父:アッラーがおまえに満足してくださりますように。

アニメは以上で終わりで、次に先生の解説が続きます。


親愛なる兄弟。

たくさんの人、特に青年の多くが、
お父さんの内側が焦げただれているのに気づいていない。

夜は眠れずに、君の将来のことを心配して考えている。

大学の授業料のことを。

君が大学に持っていくお小遣いや、かばん、スポーツの服...

お父さんは君に与えることが出来ず、
またそんな姿を君に見せることもできず、

夜眠れずにいるんだ。

自分のお父さんがこういうタイプであることに気づいている若者ってどのくらいいるだろうか?

「しらないよ、そんなこと聞いてないよ」
と君は言うかもしれない。

そうだね。

でももしかすると、多くのお父さんが自分の気持ちを表現できないのかもしれない。

学識がないのかもしれないし、

今までにこんな経験をしたことがなくて、男として表現できないのかもしれない。

「どうして~~してくれないの、どうして~~するの」と言った口調でお父さんと話すことが
親不孝な行為であることを知っておくように。

お母さんに孝行することにぼくたちは気を配りがちでお父さんを忘れてしまっていないだろうか。

預言者さま(平安と祝福あれ)が次のようにかの教友に言われたことを忘れてはいけないよ。

「君のお母さんを、お母さんを、お母さんを。そしてお父さんを大切に」

アッラーを畏れよう。

もしかすると君たちは「父親」にならない限り、僕の言っていることが理解できないかもしれない。

夜ふかしをして、君の大学の授業料をどう払おうかと悩む意味をね。

今から気を付けるんだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
う~~~ん。考えさせられるお話ですね…(´;ω;`)
お父さんにもたくさんのありがとうを伝えなければならないですね…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下、アムジャド先生の紹介です♬


ウィキペディアを参考にしました。残念ながら先生のオフィシャルサイトはウイルスに感染している模様なので開けないように。)

名前:アムジャド・クールシャ(أمجد القورشة)

シャリーア学部の博士。ヨルダン大学の教師。バーミンガム大学にて比較宗教などを専攻。
ヨルダン社会の特に若者層に大きな影響を与えた人物。
国内の腐敗を改善するために立ち上げたキャンペーンが有名で、中庸の考えを持つイスラーム宣教師ともとらえられている。
youtube上にもプログラムを持っている→ www.youtube.com/user/EhsebhaSah

2011年12月31日土曜日

路辺が子を育てる


5つめのアムジャド先生の動画のご紹介。

しかりつけた子供に、「あっちに行ってろ!」「出ていけ!」という親の罰の言葉が招く災難についてです。
とくに、家の外に追い出してしまう場合…

どうぞ。
~~~~~~~~~~~~~~~

お父さんが仕事を終えて、買い物してから帰宅したようです。


お母さん:あら、ただいまの挨拶もなし?

お父さん:こんなに重いものを運んで帰ったんだぞ。挨拶する余裕なんてあるわけないだろ。

(息子が家の中を走りまっているのを見て:)こら!おまえ静かにしろ!遊ぶのはもうよせ!

お母さん:お願いしておいたもの、買って来てくれた?

お父さん:何言ってんだ。じゃあ俺が手に持っているこの袋は何に見えるんだ?遊んでるとでも思ってるのか。

お父さん、疲れているようですね…家に帰ったらさっそく奥さんにこまごまと質問され、息子は大声出して走り回っています。イライラしているのが分かりますね。

息子:わーいわーい!(ボールを蹴って遊んでいる)

お父さん:こら!止めろと言ってるだろう!怒るぞ!


ボールが花瓶に当たって、落ちて割れてしまいました。

お父さんは息子の首元を掴んで罰として、家の外に追い出してしまいます。


幼い息子は家の外に放り出されたことで、さまざまな危険に晒されることになります。

その一つが・・・悪友との付き合い・・・


ドアの前でしくしく泣いている息子に、怪しい男の子が近づきます:

あれ?追い出されたのかw。
心配することないぞ。大丈夫。俺についてこい。

息子:どこに行くの?

怪しい子:いいから。俺についてくればいいよ。いい気分転換になるからさ。


なんと!泣いていた男の子にタバコを勧めています!
おそるおそる吸ってみることから始まり、最終的には完全な喫煙者となってしまいます。

子供らが非行に手を染める時、それは家の外で起きることが多いかと思います。
この子らの親は家の中で何をしていたのでしょうか?

そして数年経ち、息子らは青年に成長しますが、
その姿と言ったら、見れたものではありません・・・


お酒を飲みながら、タバコを吸う彼ら。
目は死んでいるかのようです・・・

かつての息子(右):や~まじでさ~おまえなしじゃホント何も面白くないよ~

左の男:夜7時に約束場所に来いよな。最高のパーティーに連れてってやるから。

息子:へへへへ~了解。じゃあ後でな。


息子がパーティーに出かけるために忙しくしていると
年老いたお父さんが話しかけてきました。

お父さん:どこに行くんだい?
      薬局から薬を持って来てはくれるのかい?

息子:絶対無理!今から出かけるんだよ。

お父さん:おまえが持って来てくれなかったら、誰がわしに持って来てくれるというんだい?

息子:もー他の人に頼んでくれよ。遅れちゃうじゃないか。俺はもう行きたいんだよ!

お父さん:わしの満足がおまえにあるように(息子に懇願する口調であるが、息子に対する祈りの意味を含む)。お願いだから。

お父さん:パーティー何かに行かず、家にいておくれよ。

お父さんはそう言いながら、息子の肩に手を置きます。
後で、「親の子に対する満足」についてコメント書きますので♪

息子:家にいろって?
   俺は暇じゃないんだよ。
   奉仕が必要なら、老人ホームがちょうどいいよ。
   そこでなら、俺よりもいい仕事をしてくれるだろ。
   もう放っておいてくれ!


息子は暴言を吐いて、出て行ってしまいました…
酷いことを言われたお父さん、とてもつらそうに泣き出してしまいました・・・


そしてアムジャド先生の登場です。

ぼくの尊い兄弟姉妹のみんな。

次の有名な慣用句を知ってるんじゃないかな。

”子を産んで路辺に捨てれば、路辺がその子を育てる”ってね。

残念ながら有名な言葉だし、その言葉の内容の通りのことをする人も多い。

路辺は子を育てる。ここでいうのは地獄に連れて行かれてしまうこともあるってことなんだ。

みんな。アッラーを畏れよう。

君に与えられた糧…つまり子供を、かの慣用句のようにしてはいけない。
責任を放置して彼らを路辺に捨てたりなんかしてはいけない。
路辺は子を育て、地獄に連れて行ってしまうから。

アーイシャ(御満悦あれ)が伝える真正ハディースにこうある。

預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)が孫のハサンとフサインにキスしたところ、その場にいたある男が言ったんだ。

「あなたがたは子供らに接吻するのですか。わたしたちはそんなこといたしません。」

ムハンマドさま(平安と祝福あれ)はこうお答えになった。

「慈悲を剥ぎ取られたあなたを私にどうすることが出来ましょう」

または

「慈悲をかけない者は慈悲を受けないだろう」とね。

ほら、見てごらん。

接吻しないだけで彼は、
「慈悲をかけない者は慈悲を受けないだろう」と言われている。

では路辺に子を置き去りにする人間についてはどうだとみんな思うかい?
路辺はその子を育ててしまう。

そんなことしたら、子を間接的に生き埋めにして殺してしまったことになるんだ。

アッラーを畏れよう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1.
いかがでしたか?
このお話、息子だけに非があった、と言い切れないと思いませんか。
子供を家の外に追い出したのはお父さんです。
子供をしつけるつもりだったのでしょうが、結果的にしつけるどころか悪い人間になるきっかけをお父さんが作ってしまったのでした。
しつけは大切だと思います。
しかし、子供の行動範囲を親の目に見えるところまでに制限しておくことは思いのほか大切であることが
このお話からも分かりますね。
自分の子を家の外に出す時、信頼出来る人間と一緒に居させるのなら別ですが。
家の外には危険がいっぱいです。
やはり、子供がある程度成長して、良し悪しの判断が出来るようになるまでは
長時間もの間、監督者なしに外で過ごさせることは危険です。

2.
「ぼくが幼いころ、お父さん、あなたはぼくを放置したから、今度はぼくがお父さんを放置するよ」
と言ったとある男の話を、アル=ガザーリー先生がその著書に載せていたのを思い出しました。
子供はアッラーからの預かり物。
放置せずにきちんと責任を持って育てたいものです。

3.「親の子に対する満足」に対するコメント:
この動画の中でお父さんが息子に、「わしの満足がおまえにあるように」と連呼していますが、
実はこのフレーズ、アラブ圏では「お願いします」といった意味を持つ依頼の言葉として使われているのです。他に、「アッラーがあなたに満足したまいますように」など。
親が自分に満足してくれることは、アッラーに満足していただけることに直結しています。
つまり、親に満足されなければ、アッラーにも満足していただけないということ。
親不幸者がアッラーに認めらる事などけっしてないのです。
気を付けたいものです。

では(^o^)/ 

2011年12月30日金曜日

悪魔の戸が開かれる時…


今回はアムジャド先生の4つ目のお話のご紹介です。

青年たちが賭けごとをきっかけに悪魔の戸が開かれて惨事が起こるという出来事から学べるものを見つけてください。


A:うーん、眠くなってきたな。トランプでもするか?

B:おまえ、トランプのやり方分かるのか?

A:へっへー。何言ってんの。当たり前じゃないか。やるか?

…てな感じでみんなでトランプ遊びをすることに。


遊びが始まると、右端のAの脳裏に悪魔が現われて囁きました・・・

ぐふふ・・つまらんだろう。賭けごとを混ぜたゲームにすれば楽しくなるぞ!


これに同意したAは言いました:

あ~あ、つまんねぇ。だろ?

ほら、10リラあるからさ、これを賭けようぜ。


じゃあ俺も10リラあるからだすよ。

と全員それぞれが10リラを差し出して、ゲーム続行。

そこでまだAに悪魔が囁き始めました・・・

悪魔:となりのやつのカードを取って、ずるしちゃえ…ぼーっとしてるからバレやしない。


Aはその通りに。右手ですばやく隣の人のカードを盗んでしまいます。

でもバレていました。向かいのBに…


B:おい!なに抜き取ってんだ。ずるするな!

Bの主張に間違いはありません(賭けごともいけませんが)。

Aは逆切れして、言葉づかいが荒くなります。


A:なんだと?俺がずるしただと?おかしなことを言うな!黙れ!

B:どうしておまえに黙れと言わないといけないんだ!

Bは激怒して、カードを放り投げてしまいます。
Aも一緒に激怒しています。

そしてまた悪魔が・・・

あらあらあら・・こんなやつに文句言われっぱなしでおまえは良いのか?黙ってられるのか?


A:俺を侮辱するのか?!俺をバカにするのかー?!

と言って、ビール瓶(に見えます。お酒も飲んでたんですか。)を机に叩きつけて凶器に変えてしまいました。

そして怒りにまかせて、Bをその瓶で傷つけてしまいました。


このやろぉぉぉぉぉーーーーーーーー!

かなりの一撃だったようで、Bは出血した状態で倒れてしまい、お話終了。

これで悪魔の望みが達成されました。

Aの目がコワイことに皆さん気付かれましたか。
いかにも悪魔に体を乗っ取られてしまったような目つきです。

そしてアムジャド先生の解説が続きます:

親愛なる兄弟姉妹のみんな。

ぼくたちを嫌悪している、確実な敵が潜んでいることに注意していますか?

アッラーがその尊い書の中で仰せになっている:
かれは申し上げた。「それでは,あなたの御威光にかけて誓います。わたしはかれら(人間)凡ての者を誘惑します。」(38/82)

つまり悪魔は出来る限りの力を使って、自分と共に地獄に落ちる人間を誘惑するまでは満足できないということです。

ぼくたちは、アッラーの言葉は真実であると信じている。

そこでアッラーはここでぼくたちに隠されてことを示し給うたのだ。

嫌悪すべき敵の存在、可能限りの数の人間を誘惑するまでは満足することはないということを。

では君の立場は?
ぼくの立場は?

事を放置して、彼と一緒に行ってしまう?

英知ある人、理性ある人とは、
この警告を真剣に受け止めて、
悪魔に連れて行かれてしまうような機会を放置しないように注意する人のことを言うんだ。

さあ、正しいと思って、気をつけような。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まあ、悪魔の誘惑には気を付けなければならない、というごく普通の内容でしたね。
でも実はそれが基本的に大切なことでもあるんですよね~。

皆さん、悪事が全て悪魔に関連付けられることに安心感を覚えませんか?

イスラームに原罪という考えはありません。
人間は元来、善良で無垢の状態で創造され、この世に送り出されます。
ただ、弱く創られてもいるので、
成人したときから、悪事をさせようと努める悪魔とその仲間たちの誘惑に左右されながら
生きて行くことが課されます。
囁きに耳を傾け、それを実行したときだけ悪行をしたことになるわけで、
それを避ける限り、人間は罪を犯さずに済むわけです。
悪魔と距離を置いていれば、悪事に手を染める危険はないということです。

もう一点。
人間は以上に記した属性を付加されて創造され、天使は悪行出来ないという属性を持って創造されています。大きな差がありますね。
人間が罪を犯してしまうと、天使が上位に立ちますが、
なんと人間が悪魔の囁きに耐え、アッラーの御喜びを優先すれば、天使に勝ることが出来るわけです。
なぜなら天使には悪魔のささやきとの葛藤がないからです。

アッラーのお優しさに感謝するとともに、
悪魔から私たちを守ってくださるよう祈ります。

2011年12月24日土曜日

タバコ吸ってるの?ゲェェェェ


ビスミッラー。
ご無沙汰の投稿です(´ε`;)

今回は、アムジャド先生の訓戒シリーズ三つ目の動画のご紹介です。
ではどうぞ(^o^)/

病院に一室で、苦しそうに呼吸している男性。それでも何かを思い出しています。

回想シーン。

友人たちとお茶している先程の病人。

友人が言います:体に気を遣えよ。もう三回目の水タバコじゃないか。

病人(←倒れる前から顔色が悪いことに注目!):放っておいてくれ!代わりに一日4箱のタバコを吸ってのか?水タバコの方がマシだろ。

友人:でも・・・体を壊しちゃうだろ、そんなことしてたら。

病人:俺は吸ってないと寝れないんだよ。

再び現実に戻ります。
相変わらずゼーゼー言いながら病人は苦しんでいます。

再び回想シーン。

病人とそのお母さんが居間で会話しています。

テーブルの上の灰皿にはたくさんの吸殻が…水タバコだけでなく、普通のタバコも吸っていたんですね...

お母さん:部屋が煙だらけになるじゃないの。(手を振る)そんなことして、自分の体を壊しちゃダメよ。毒を口にいれることなんかやめようと思わないの?本当、お前のことが心配なんだよ...

病人は言います:
こんな生活をしていて、タバコ吸わずにいられるわけないじゃないか。タバコをやめろだって?麻薬でも吸えばいいってわけ?

いやぁ、気分を悪くする返答ですね。お母さんが心配しているっていうのに。
彼の親に対する態度の悪さのために、アッラーはタバコの害をさらに大きくして、彼に罰としてお与えになったかのようです。

お母さん:お前がどんなひどい生活をしてるというの。いい食べ物を食べて、いい家にも住んでる。お前以外の人の中には食べることも寝ることもできない人が居るんだよ。まあ、お前に何を言っても無駄だろうけど。バルコニーに行って吸っておくれ。一緒に死にたくはないからね。


病人はいろいろ思い出しているうちに...
息を引き取ってしまいました。

ひぃぃぃっ と言って呼吸が止まるシーン、ドキッと来ますね。
このとき、彼は何を思っていたのでしょうか。
後悔?特に何も思ってない?どうだったかと皆さん思いますか?

病人が死ぬと、続々と人が入ってきて、診断書を書きはじめました。

「君、書いておいて。午後11時、血栓と肺がんのため心臓停止とな。アッラーの慈悲がありますように…」

以上でアニメは終わりで、次にアムジャド先生による解説が始まります。

先生:兄弟のみなさん。預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)は合同礼拝に参加しない者の家を燃やしてしまおうと言われるほどにその重要性をぼくたちに教えてくださった。

そして、
「玉葱とニンニンクを口にした者はわれわれのマスジドに近づいてはならない」とも言われたんだ。
(注:それらを避けてマスジドに行くのがマナーであるということです。普段の生活で食べることに何ら問題はありません。)

玉葱とニンニクが口に残してしまう臭いがその理由。
健康に良いし、食べることも許されているのにね。

預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)はあえてこれらを食べた人は、マスジドにも合同礼拝にも参加してはいけないと言われたんだ。

先ほどは、「合同礼拝に参加しない者の家を燃やしてしまおう」とも言われるほどだったのに。

じゃあ考えてみよう。

一つ目に、君の口から出ている、煙の臭いはどうだろう。

二つ目に、このハディースを読もう。

「誰を破産者というか知っていますか?」と預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)は言われた。

皆が「1ディルハムも何も持っていない人のことではないですか?」と言った。

「私のウンマの破産者とは、○○を害した人のことで、彼は被害者からその善行を取られるだろう。あげるための自分の善行がなくなってしまうと、被害者の悪行を受け取って、そして地獄に放り込まれるのだ。」

周りの人を害するという罪を君は望むのかい?

アッラーが作り給うた皆が吸っている酸素を奪い、

家にいる子供たちにミルクなどを買ってあげるためのお金をタバコを買うために使い、

自分自身と彼らを殺すようなことをしてしまっているんだ。

これくらいで話は十分だろう。

アッラーに会う日のために、さあ、準備しよう。
かの日に、破産者となってしまわないために。

~~~~~~~~~~~~
前回は飲酒、今回はタバコ。
先進国では禁煙運動が盛んで、日本でもそのムードがより一層強くなってきていますね。
その証拠に、仕事場や公共の場で禁煙が求められたり、レストラン等に禁煙席が設けられたりしています。
タバコ嫌いの私にとっては嬉しいことです♪
イスラームが興った時代にはタバコという嗜好品はまだ存在していませんでした。
酔わせるという性質がないので、健康に及ぼす(他人には悪臭というかたちで与えますが…)悪影響がまだあまり知られていなかった時にこのタバコはイスラーム世界にも広く普及したものと思います。
まあまだ結構好まれていますが。
とにかく。自分にも他人にも財布(また値上がりしそうなんですよね?)にもいいことのないタバコを吸う人が一日も早く辞められますように。
ドゥアーしています\(^o^)/

2011年11月16日水曜日

理性の不在


今回はシリーズの二作目を。
お酒の害についてのお話です。


では、どうぞ。


クラブからヤマン君が酔って出てきました。
方言の上にへらへらとした口調で話しているため、完全な聞きとりが出来ません(-_-;)

そこにもう一人参上。

「おー何だよヤマン。もう酔っちゃったのか?」

ヤマン「むにゃむにゃ・・・」

「俺はまだ飲みほしてないグラスがあるからな。一瞬でおまえに追いつくから、また後でな!」


ヤマン君、運転がヤバそうです!
音楽。ノーシートベルト。そして理解不能の言葉…
酔いの頂点に達してしまったのでしょうか…


そしてスピードはどんどん上がっていきます。
160kmなのにどうして120kmの表示なのかは不明ですが…
本題とずれてすみません。
とにかく危ない運転です!


おぉーっと!!
ヤマン君の運転する車の前に歩行者が!道路を渡ろうとしています。
彼にはヤマン君の超スピードで近付いてきている車が見えなかったのでしょうか?
そのぐらい、早いスピードが出ていたのかもしれません。
ここまで来ると続きの予想はつきますね(;´Д`)


ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
ぴったりの絵文字ですね。
ヤマン君の酔いが冷めるようなシーンです。


歩行者の青年も同じく驚きの顔。
事故とは本当に恐ろしいもので、加害者のミスの質が低くになるごとに、被害者にたいする哀れの気持ちが大きくなります。


そして・・・
どっか―ん。
接触です…(;´Д`)
この様子だと、歩行者は即死でしょうか。
野次馬が集まってきました。


罪の償いのため、独房にて後悔するヤマン君。
泣いています…

「アッラー…赦してください。おれは一体何をしちまったのか…あぁ…」
他にも何か言ってますが、平常時のヤマン君の言葉も聞き取りにくく、訳せません…

続いて、アムジャド博士の登場です。


兄弟。アッラーにかけて尋ねるが、他人、とくに子供、女性などの人生を台無しにする必要が君にはあるのだろうか。女性を寡婦にし、家庭を崩壊し、現世を地獄のように変えてしまうような必要が。

または自分自身を殺す原因を作る必要があるのだろうか?

君が酒を飲んでしまったがために。

英知多きアッラーが君に酒を禁じ給うただけでは足りないだろうか。

さて、アッラーはなぜ酒を禁じ給うのだろうか。

「まことに酒と賭矢、偶像と占い矢は、忌み嫌われる悪魔の業である。これを避けなさい。」(5/90)

「忌避」は「禁止」よりも厳しい。

避けよとの依頼は、あらゆる道を寸断するからだ。

君がもし忠告に耳を向けないなら、これらのような結果に陥ってしまう。

英知多き熟知し給う御方は君を愛し給うからこそ、
君に善を望み給うているんだ。

お願いだ。
自分や他人を崩壊に導いてしまうような状態に身を置かないように。

もしかすると、後戻りできないかもしれないのだから。

---------------
ドキッとするたとえ話ですね。
お酒は飲んだことも、これから飲みたいと思う飲み物でも今後ないでしょうが、その害から完全に逃れることは実は難しいことです。
今回のような車の事故などまさにそうです。
日本における飲酒運転に対する罰則が厳しくなったのは良く知られた事実です。
なぜなら、その害が果てしなく大きく、危険だからです。
私自身、飲酒運転の車の事故に巻き込まれたことがありまして、
少しでも当たる場所がずれていたら、死んでいたかもしれないのです。
はっきり言って、人間は「ほどほどに」飲めないのではと思います。
最初からコントロール出来なさそうなものは禁じるのがイスラームというわけです。
酔っぱらって大声を出したり、気分を悪くして吐いたり、多弁になったり。
現世でのお酒はいいことないよ、少しのこと以外を除いて。

では終♪